改革派官僚の経済産業省幹部の古賀氏が退職しました。「辞めろ、辞めろ」コールの省内で窓際に追いやられながらも、「脱官僚」を声高らかに吠え立てて政権をにぎった民主党政権の援護射撃を期待して孤軍奮闘していましだが、民主党からハシゴをはずされ矢尽き、槍折れ野に下らざるを得ませんでした。しかし、私は在野でも氏が一そう活躍することを期待して止みません。 この一件を見ても現政権がいかにだらしない党なのかを露呈しています。現政権はできもしないことを絶対できると国民にウソをつき、国民をだまして多数の衆議院議員を当選させ政権を獲得することだけを目的としたサギ集団にすぎなかったと判りました。私は今だまされた自分に憤りを感じています。
民主党議員は民主党政権になってまだ2年しかたっていないとのたまわっていますが、あと2年の残りの期間に彼らが国民にとって何か役に立つことができることを期待できる政権であるなどと国民誰一人として思っていないでしょう。私は次の選挙ではこの過ちを絶対に繰り返さないことをキモに銘じています。
 今、復興増税の額をいくらにするか迷走しています。これも国民をペテンにかけようとしていることがミエミエで頭にきています。「国民から集める増税額は9兆2千億円だが法案には11兆2千億円と記載する」という官房長官談話です。差額の2兆円は国有資産の売却や予算のムダを削って捻出するはずなのに、最初からそれをやる気が無いという表れで、すでに官僚の抵抗を心配しているのです。あるいは官僚が抵抗するからできるわけがないとすでにあきらめているという証拠なのです。11兆2千億円と法案に明記してしまえば「法案に11兆2千億円と記して、内2兆円のことを記載しなければウヤムヤの内に復興増税額11兆2千億円全部を国民の税金から集められ、国や官僚は腹を痛めることは無い」という官僚と野田政権がグルになって国民をだまそうとするしたたかな計算です。こんなふうに国民を愚弄し、だまし続けるような政権が長続きするはずはありません。
 古くはアメリカのイラク侵攻に反対してレバノン駐在大使を辞任した天木直人氏、日本国の防衛を本当に心配して日本の軍備を批判して首になった航空幕僚長の田母神俊雄氏、中国漁船衝突事件の映像を流出させた海上保安官、一式正春氏など、なぜか私の記憶に強く残っています。彼らはそれをすることが正しいことだと考え、それは自分のためではなく日本国のため日本国民のためになると考えてやむにやまれず行動した本当の憂国の士ではないかと思うのです。私には今の国会議員の一番の関心事は次回の選挙にどうしたら当選するかだけのように見受けられます。しかし国会議員こそ本当の憂国の士であってもらいたいと思うのです。