2005年11月号
まだまだいます無責任な医者達
 姉歯建築士による設計書偽造問題は非常に重大事件に発展するだろうと注意しながら経過を見ています。一級建築士という資格はものすごく重みのある資格で、誰でも簡単に取れる資格ではありません。だから一級建築士だれだれという印が押してあればその書類は相当信用あるものなのです。建築を認可する機関(民間会社がこれを代行できるようになったという事をこの事件ではじめて知りました。)も「まさか偽造」とは考えずに建築許可をおろしてしまったのでしょうが、これは重大な過失に値します。
 医学の世界も同じです。今多発している医療事故の原因はほとんどが「まさか」「思い込み」「慣れ」「勘違い」などのうっかりミスによるものです。医療の場合は犠牲者は少人数ですが、直接タッチしていない病院長・診療部長などが責任を取らされます。姉歯事件は犠牲者は多人数で、その損害金たるや膨大です。医療事故の比ではありません。まして地震が来たら大変なことです。我々は最終的に建築許可を出した担当者・その上司等が責任を取らないでよいという事が無いように見届ける必要があります。
 医師というのも国家資格で本来は非常に責任のある資格のはずでした。昔は「お医者様」などと云われた時代もあったのです。その様に呼ばれる程ですから人格的にも立派であったはずです。ところが今はどうでしょう?みずからピエロのようなことをやって有名人気取りになっている医者や、ただ金儲けに一生懸命の医者、自分がやったことに責任を持たない医者などが多くて困ります。
 最近再びこんな相談を受けることが多くなりました。それは二重の相談に行ったら眼瞼下垂といわれて高い費用を請求されたという例です。本当の眼瞼下垂であれば健康保険でできますが、簡単に二重を作ればよいという手術ではありません。眼瞼下垂の手術後はしばらくの間目が閉じられなくなるので、私は片方ずつ行います。片方やって良くなったら今度は反対側をやるというくらい慎重に行うので、完成までに時間もかかります。
ただの二重の手術を眼瞼下垂だといって高額費用を取るのは詐欺です。注意しましょう。
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