2005年6月号
「男の医者」と「女の医者」
あなたならどちらを選びますか?
 このじめじめした梅雨空を見上げながら、今月はついに医療界のタブ−に斬り込むことにしました。もしあなたが、自分がかかる医師を選ぶ時に「男の医者」にするか「女の医者」にするかという問題です。
 一口に言うと今の医学教育は、「自分の大学の学生を一人でも多く医師国家試験に合格させるための教育」というだけのことなのです。毎年医師国家試験の合格率が新聞に発表され、一般の人もそれを見て「あの学校よりこの学校の方が成績が良い」などと話の種にします。この成績を少しでも良くしようとして学校側は医学教育イコ−ル受験勉強という態勢を取らざるを得ないのです。医師としての適正があるかないかは問題ではありません。この生徒は医師国家試験に受かりそうかどうかが重要視されます。医学部は今や予備校の観があります。勉強は自分で考える勉強では無く、講義された内容を丸暗記するだけの勉強(?)なのです。ただただノ−トをとって、意味も理解せず暗記して、試験に出たら覚えた通りに答えを書けば合格。そんな勉強(?)の仕方が得意な人いますよね。ノ−トにビッシリ書いてあって、表面的には覚えてはいるけど詳しい内容を聞かれるとわからないという人。そんな勉強の仕方が得意なのは女の子に多いのですね。決して頭が良いのでは無く、試験では点がとれるけど、応用は出来ないというやつです。子供のときから親に言われるとおりに塾通いをして、塾で教えられたことをくりかえしくりかえし覚え、模擬テストで良い点を取ることだけを教えられて大きくなったような子供には医学部の勉強は性にあっているのです。大学でも同じことをやってればいいのですから。そんな理由で医師免許を獲る事だけをには女の子の方が打って付けの事なのです。 
 そして、今の制度は、医学部を卒業してすぐに医師国家試験を受けます。その試験に合格さえすれば「お医者さん」なのです。今まで医師国家試験の勉強だけしていて患者さんを診たこともない人でも白衣を着てしまえば「お医者さん」なのです。

 しかし実際の診療では一人の患者さんが一つの定型的な病気だけとは限りません。教科書通りの病気なんて存在しません。人間ですからいろいろな病気が合併していることがほとんどです。でも、医学部では一つ一つの病気については事細かく覚えてきましたが、病気が複雑に合併した時のことまでは教えてもらっていないのです。それは当たり前ですよね。人間の体なんて全て同じなんてことはないのですから、一人一人全く症状は異なるのです。そんな症例に出くわしたら新人のお医者様はパニックです。いままでとってきたノ−トは医師国家試験用で、それを元に自分なりに応用を効かせ勉強しなければいけないのに、そのような勉強の仕方は今まで教えてもらっていないのです。教科書やノ−トに書いてない症状や授業で習ったことがない症状の病気は病気ではないというような逃避をしてしまう医師が女医さんには多いのです。そのような複雑なものは病気として自分の認識から除外してしまうのです。
 本能的に色々なパニックに出くわしたとき応用を効かせ適正に対処できる能力を持ち備えているのは女性でしょうか、男性でしょうか。医療というのは、何でもないことが次の瞬間緊急事態になるということは常にあります。その緊急事態に冷静に適正に対処できる能力が本能的に備わっているのは男なのです。その反面、女はパニックになりヒステリックになってしまいます。これはあくまで遺伝子の問題で、医学部の教育の問題ではありません。

 身近な例をあげるとお産です。普通、分娩というのは10ヵ月すれば赤ちゃんが生まれ、めでたしめでたしで終わりです。患者さんの家族も入院すれば一週間前後で母子共に元気に退院してくると思って楽しみに待っています。ところがお産こそ次の瞬間緊急事態になることが一番多いのです。その時瞬間的に適正に対処できるかどうか。冷静に判断してすぐに帝王切開して母子共に助けるか、パニックになってしまい、いたずらに時間をかけ子供は勿論母親も危険にさらすか。そこが男の医者と女の医者の違いなのです。産婦人科では自分の陰部をさらすから女医さんが良いという人も結構います。しかし、特に産科は今まで診ていた患者さんが次の瞬間に手術をしなければならない緊急事態に陥る可能性が最も多い科なのです。むしろ産科は一般の外科より緊急手術を要する事態に陥る可能性の強い外科なのです。
 もし産婦人科で女医さんにかかりたいという場合は、少なくとも御夫婦で産婦人科をやっているクリニックを選んで、自分は女医さんに診てもらうというふうにしてもらったらよいでしょう。そうすれば、もし緊急事態が起きても男の先生が助け船を出し、適切な判断を下してくれるでしょう。
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