| 2007年8月号 | ||
| 人格と品格 | ||
| 7月29日に行なわれた参議院選挙の自民党の敗戦とその後の安倍首相の責任問題などが大きな話題になったおかげで、一瞬しか話題にならなかった一つの裁判があったことを私は忘れません。 それは当時未成年者が犯した若いお母さんと幼児の二人の殺人事件の再審裁判です。罪を犯した犯人は事件当時未成年であり、未成年だから死刑にならず最高刑でも無期懲役で、それも7年もたてば釈放されると軽く考えていたふしがありました。ところが最高裁では高裁に審理差し戻しとなり死刑という極刑の可能性も出てきています。 その差し戻し裁判で犯人側についたのは死刑反対を唱える弁護士21人です。公判経過中の犯人の答弁は今までの裁判で言っていた内容とは全く異なったもので、いかにも「弁護士が言わせているな」とわかるようなものでした。自分達の主義主張のためには死刑の判決を出させなくする必要が有り、そのためには被告にどんなウソをつかせても、気が狂った真似をさせても、被害者の墓を暴くようなことを敢えてさせても構わないというのがミエミエでした。またその内容は被害者の遺族にとって聞くに堪えられないものではないかと思うほどひどいものでした。被害者にとってこんな残虐な裁判は早く終わらせるべきだし、なんでこんな無残な裁判をダラダラと続けなければならないのだろうと思いました。犯人とその弁護士達の答弁は犯人が殺した母子の御霊に対して、殺してもなお死体に鞭を打つ・はずかしめる残虐な行為に値すると憤りを感じました。 21人の弁護士達は何と卑劣な人間性の持ち主なのであろうかと感じたのです。何かを利用して自分の立場を有利にするということはよくあることですが、この弁護士達は被害者の不幸を利用して自分達の主義主張を通そうとしているのです。決して犯人の弁護をしているのではなく、弁護している振りをしながら、犯人をも利用して自分達の死刑反対論を主張できたらいいなというだけなのだと思いました。この21人の弁護士達は何と卑劣な人間性の持ち主なのだろうか、少なくとも他人の不幸に乗じて行なう行為ではないと感じた次第です。 きっと、この21人の弁護士の中には、もし自分や自分の肉親が被害を被った場合、今までの死刑反対の主張など忘れ、声高に死刑を含む極刑を望むという人間が出てくるだろうと予想しているのです。 | ||
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