| 2004年11月号 | ||
| 包茎を治して性病からの自己防衛を! | ||
| 今から30年前、私が美容外科を始めた頃の二重の手術は切開法(皮膚を切って二重を作る方法)が主流でした。しかし今は切らずに二重を作るマイボツ法が主流です。極端な話、昔は傷がどんなに目立っても二重になりさえすればよかったのですが、現在は傷がなるべく目立たないように、形は好みピッタリに、でき上がりは超自然になどと色々と細かいことが要求されます。時代により美容整形も変化しているのです。 包茎手術も同様、傷が目立たない方が良いに決まっています。30年前の包茎手術は傷が陰茎のど真ん中につきました。包茎が治りさえすれば傷なんかどうだっていいじゃないかという時代だったのです。しかし手術を受けた人の中には、傷が気になりセックスもできなくなってしまう人もいたのです。私は当初からその事に気付き、傷が目立たないように亀頭直下で切ったり、陰茎の根元で切ったりする術式を考案して行ってきました。今ではようやくその考えがスタンダードになり多くのクリニックで傷が目立たない包茎手術が行われるようになりました。 包茎の傷以前の問題として「なぜ包茎は手術をしなければいけないのか?」という課題に対する理由も変化してきました。昔の包茎手術を受ける理由は「男性が包茎だと、包皮の内側にカスが溜まりそれが女性の子宮ガンの原因となり、また常にバイキンが繁殖しているので女性の膣炎の原因になる」というもので、主に女性に対する害をあげていました。しかしSEX事情も変わってきた現代では、包茎手術の必要性も変化をしています。私の場合「包茎で亀頭に包皮がかぶっていると、亀頭についたバイキンがどんどん増えてしまうので、性病にかかりやすくなるのです。その反面、亀頭に包皮が被っていないと亀頭は常に乾燥していて、たとえバイキンがついても、乾いてすぐに死んでしまい、性病にかかりにくいのです。あなた自身が性病にかからないように自己防衛するためには包茎は治しておいた方が良いですよ」と説明しています。 美容整形というものは社会情勢の変化に対しより敏感に反応します。この包茎手術の理由の変化もその現れなのです。最近、セックス相手が「ウブな女子大生」だと喜んでいたら性病をうつされたなどという事件は日常茶飯事です。昔は素人の女性が性病を持っているなどということは稀でしたが、今は逆なのです。素人よりプロの方が安全な場合が多いのです。プロはプロとしての誇りを持っています。性病に関する知識も持っていますし、性病の検査を定期的に受けたり、性病にかからないような注意も怠りません。もし相手に性病をうつしたらプロ失格ですから、病気になったら仕事ができなくなるのです。その反面、素人は仕事もアルバイトも遊びも趣味も全部一緒で区別できません。さらに悪い事には、性病の知識の持ち合わせはないし、性病にかかってもそれを治そうともしません。そして次から次ぎへと性病をばらまいてしまうのです。 | ||
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